紀州道成寺続きです。
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新西国三十三観音霊場御朱印

前にもらった御朱印です。

五劫思惟阿弥陀如来坐像 道成寺念仏堂

毘沙門天道成寺
毘沙門天は四天王として安置する場合は多聞天と言いますが道成寺では毘沙門天王として祀られています。
道成寺のちょっと不思議です。
道成寺の7不思議
その七、無き鐘ひびく道成寺
道成寺は二つの鐘を失った寺です。
鐘がなくなってから鐘の音が全国に響き渡る不思議な寺です。
道成寺の初代の鐘は、平安時代に安珍と清姫の事件で焼かれました。
安珍とともに安珍塚に葬られました。
二代目の鐘は、天正13年(1585)の雑賀攻めの時に持ち去られ、その二年後に京都の妙満寺に奉納されました。
以来、道成寺には釣鐘はありません。
「三代目を作ったら」良いという意見もありますが二代目の釣鐘は失われたのではなくて、今も京都妙満寺にあるのですから返してもらえばいいのです。
でも時効の壁があって返してもらえる可能性はありません。
妙満寺へ行けばいつでも二代目の釣鐘さんにお参りできます。
心にひびく鐘
二代目の鐘は、妙満寺に落ち着きました。
二代目の鐘は安珍清姫のその後の話として娘道成寺など様々な演劇に展開していきます。
二代目の釣鐘供養に成仏したはずの清姫の怨霊が現れるというのもおかしな話ですがそこは神仏の世界です。
白拍子となって舞い踊ります。
次々と舞を披露するうちに釣鐘に飛び込んでその正体を現します。
すなわち大蛇となって大暴れします。
名鐘は一里四方に響き渡ると言われます。
今は道成寺で鐘の音を耳にすることは、有りませんが道成寺の二つの鐘の話は全国に響き渡っています。
初代の鐘は絵巻物の中で、二代目の鐘は「道成寺物」の舞台で、その名を轟かせています。
道成寺の二つの鐘は、耳にではなく、心に響く鐘です。
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