法輪寺講堂の仏像の続きです。
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法輪寺

今の伽藍図 パンフレットより
最盛期はこの数倍の大寺だったようです。講堂に昔の伽藍図がありました。

講堂

法輪寺遠景
講堂の仏像の続きです。
地蔵菩薩立像

平安時代 木造 彩色 像高149.8センチ 重要文化財
もとは金堂におられました。頭部は僧形に造られ、髪際の線を波打たせているのが特徴的です。
体の特徴から10世紀頃の作とされています。
内刳(うちぐり)のない檜の一木造りです。
もとは彩色像で、顔には胡粉、法衣には朱のあとが残っています。
地蔵菩薩は、釈尊入滅後、弥勒菩薩が成道するまでの無仏時代に、六道の衆生を救済する菩薩です。
今この世には仏がいないと云う事です。その前提で地蔵信仰が盛んに行われてきました。
また子供を護る仏様として、平安中期以降地蔵信仰が盛んになりました。
聖徳太子二歳像

厨子内に聖徳太子二歳像と16歳孝養像が安置されています。
江戸時代 木造 彩色 像高57センチ
平安時代に聖徳太子伝が成立し、中世以降、聖徳太子信仰が盛んになるにつれて、そのエピソードに基づいた太子像をつくることが全国的に盛んになりました。
聖徳太子二歳像は、生まれてから一言も発せられなかった太子が、二歳の2月15日に合掌されて「南無仏(仏法に帰依するの意)」と唱えられたという逸話に基づいたお像です。
上半身裸で、緋色の袴をつけて合掌しておられます。
右に十六歳孝養像が安置されています。
今日の絵は畦地梅太郎山男風如来様です。

畦地梅太郎山男風如来様
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