法輪寺のつづきです。
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法輪寺の講堂内の諸仏の配置
薬師如来坐像

元金堂本尊 飛鳥時代 木造 彩色 像高110.6センチ 重要文化財
法輪寺の本尊ですが講堂の真ん中の十一面観音様の方が大きくてこちらのほうが本尊のようんみ見えます。
講堂は耐火構造の収蔵庫になっています。
形は法隆寺金堂の釈迦如来にいています。
所謂止利仏師による飛鳥仏です。
飛鳥時代の木彫如来像としては唯一・最大のものです。
寺伝で、山背王御一族の現世利益を祈願して造像された、薬壷を持たない古い形式の薬師仏です。
色鮮やかな光背は後補のものです。
薬師如来は正式には薬師瑠璃光如来といい、その浄土は東方瑠璃光世界です。
瑠璃光をもって病苦を癒し、寿命を延ばし、多くの災害を除くなど十二の大願を請願されていますが、特に医薬をもたない人々の救済という点が重視され、平安時代以降、薬壷をもつ像が多く造られています。
虚空蔵菩薩立像

元金堂安置 飛鳥時代 木造 彩色 像高175.4センチ 重要文化財
寺伝で虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)ですが、左手に水瓶をもち、右手は屈臂仰掌しているお姿は、法隆寺の百済観音菩薩と似ています。
本尊の薬師如来と同じく樟の一木造りです。、
虚空蔵菩薩とは広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持った菩薩、という意味です。
そのため智恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす菩薩として信仰されます。
わが国では8世紀頃から信仰されています。
この菩薩を念じて求聞持法(ぐもんじほう)という修法を行なうと記憶力が増すと考えられています。、
また「十三参り」の智恵の仏様として信仰されます。
丑年、寅年の護り本尊でもあります。
今日の迷画は棟方志功、北川民次 風です。
北川民次風蝶

蝶妖精 ちょっとピカソのような

棟方志功風に菩薩
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