湖北の観音めぐり 9 西野薬師堂
お早うございます。いつもご訪問ありがとうございます。
今日の絵は西野薬師堂の薬師如来と11面観音です。

薬師如来
金箔がはげて下地は赤い漆です。手が阿弥陀如来の来迎印になっています。
修復するときに阿弥陀如来にされたようですがその詳細は不明です。
後補の足と手は黒い漆の下地です。

11面観音
ぜんたいにあかいうるしのようです。
両手足と両足先、頭上の化仏は後補となっています。

修復時は金箔で金色に輝いていたと思われます。
大澤寺のつぎに西野薬師堂へ行きました。
国道8号塩津街道大音交差点を南下
高月町西野の集落のほぼ中心に西野薬師堂がありました。
平安時代の薬師如来立像と十一面観音像が祀られています
西野薬師堂は小さなお堂ですが、昔は、この地にあった天台宗の泉明寺という寺院でした。
延暦年中に伝教大師が薬師如来と十一面観音、薬師如来を守護する十二神将を刻み、この寺に納めました。
大友皇子の末裔西野丹波守家澄は、 菩提寺として崇敬護持したと伝えられています。
しかし、その後、度重なる戦乱で荒廃し、永正十五年(1518)浅井氏の兵火にかかって堂宇は消失しました。
仏像は集落の人々の手で救い出され、現在は充満寺の所蔵となって、境内の外に建つ薬師堂に安置されています。電話するとすぐに来てくださいました。

薬師堂

昔は国宝だったようです。



力石

次ぎに正妙寺に行こうと思って聞いたら電話してくださいました。
次は珍しい観音様がおられる正妙寺です。
ポチっと応援よろしくお願いします!
スポンサーサイト