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黒船屋
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夢二の絵


青い酒
 青い酒 「長崎十ニ景」
九州旅行で夢二は長崎の永見徳太郎宅に滞在しました。
郷土史家であり南蛮研究家の彼は夢二を長崎名所に案内しました。
夢二はこの時の体験を絵に描きます。
のちに永見徳太郎に贈られた「長崎十ニ景」です。
長崎十ニ景は異国文化と夢二の美人画とが入り混じり新しい夢二の絵がうまれました。
 眼鏡橋、灯籠流し、凧上げ、ネクタイ、化粧台、阿片窟、浦上天主堂、丘の青楼、サボテンの花、十字架、出島、青い酒‥‥と題した夢二の12景の絵はいずれも想像の世界と現実とが入り混じった世界です。
この旅で彼を追ってきた恋人・彦乃と別府で出会うが、既に病んでいた彦乃は別府で入院します。


黒船屋
黒船屋
夢二はヴァン・ドンゲンを研究していました。
代表作の1つ「黒船屋」の黒猫はドンゲンの「猫を抱く女」の黒猫を写しています。
夢二は大正7年10月、最愛の女性であった彦乃と別れ何もする気になれない日々をおくっていました。
そんなある日、近くの表具屋の主人が表具展に出品する絵を頼みにきたのです。
絵絹まで自分で買ってきた主人の熱意にほだされた夢二は制作を引き受けました
。その絵には彦乃に会いたくても会えない、辛く切ない思いを黒い猫に託し、「黒船屋」が完成しました。

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[2013/01/24 07:34] | 美人画 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
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コメント
添書きと絵共に感じるものがありました。応援P
[2013/01/24 18:28] URL | ijin #7ozVZe.w [ 編集 ] | page top
> 添書きと絵共に感じるものがありました。応援P
Ijinさん、
応援ありがとうございます。夢二は浮世絵や西洋の美人画も研究していました。たくさんの資料を残しています。クロネコには深い意味がありますねえ。
[2013/01/24 20:10] URL | ひかりこころ #- [ 編集 ] | page top
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