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岩船寺のつづき
当尾の石仏のパンフレット

岩船寺は創建は古く最盛期は堂塔三九に及ぶ大寺院でした。
承久の乱で多くの堂宇を消失しました。
駐車場のイケメンのお兄さんにいろいろ話を聞きました。
石仏を見ながら浄瑠璃寺へ歩くのがいいそうです。
というのはこちらのほうが駐車料が安くて道が下りだからだそうです。
浄瑠璃寺からは登り坂、もし疲れて歩けなかったらバスで帰って来れるそうです。
こんな山の中なのにバスの本数はそこそこあります。
普段歩かない人だと上りは大変だと思われます。
それから駐車場のイケメンのお兄さんじゃなくて、駐車場のイケメンのお爺さんでした。
山門を入ると、右に庫裡、本堂が並び、左に十三重の塔、中心奥に阿字池があります。
山門の真正面奥、池の向こうの一段高いところに朱塗りの三重塔がきれいです。
室町時代の建立なのに色が鮮やかです。
なぜかって?それは最近修復されたからです。
本堂は昭和の末に再建されて綺麗です。
中に入ると大きな阿弥陀様にびっくりします。
阿弥陀如来

御朱印を書いていただいてる間に住職さんからいろいろ教えていただきました。
ここの阿弥陀様は赤い色だそうです。
真言宗の阿弥陀様は赤い色?
金箔がハゲていますが金色じゃないかと思っていたら体じゃなくて衣が赤いそうです。
そう言われて見ると衣は赤だったんだとわかります。
かすかに色が残っています。
欅の一木づくりの大きな阿弥陀様です。
阿弥陀様の周りを四天王が守っています。
木造の立派な本堂ですが木造はお金がかかって不可能と言われたそうです。
でも檀家三十数軒のお寺が再建できたのは檀家さんや全国の信者やご縁のある方の協力でできたものです。
やる気になれば何でも出来るんだそうです。
阿弥陀様のおかげとも言われました。
以上住職さんの講話でした。
阿弥陀様の後には小さな仏像が並んでいます。
普賢菩薩騎象像はもと三重塔に祀られていました。
辰年巳年生まれの人の守護本尊です。
十二神将は頭に干支の動物が載っていて12体ずらりと並んでいます。
薬師如来

薬師如来は赤い色です。
瑠璃光の浄土の薬師如来が赤いので不思議だなとおもいました。
ゆっくり見せていただきました。
山門を出たところに石の風呂があります。
この風呂が岩の船に見えるところから岩船寺と呼ばれるようになったそうです。
小さな寺院でもたくさんの重要文化財があり、それがこの寺院の由緒ある歴史を物語っています。
重要文化財、三重塔、十三重石塔、五輪塔、石室、木造阿弥陀如来坐像、厨子入木造普賢菩薩像
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