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仏画 仏像
法隆寺金堂の壁画
法隆寺金堂

金堂に入ると壁画があります。
本物のように見えますがこの壁画は復元です。
本物は失火で焼けてしまったのですね。
金堂の火災は昔といってもそんなに古いことではありません。
1949年というから焼ける前の壁画を見て覚えている人がいると思います。
これを復元できたのは写真の原版が残っていたからです。
金堂もこげて残っていたので修理できました。
外の壁画は完全に壊れて何が書かれていたのかわかりません。
その時修理のため取り外してあった飛天の壁画は難を逃れたそうです。
文化財を守るためには消火栓とか設置されていても水で濡れたらダメになるようなものは取り外して別に保管すべきでしょうね。
複製画がはめ込まれていても違和感はありません。
近代から現代に至るまで防災技術は進んできましたが今でも火災によって失われる文化財はすくなくありません。
金閣寺、寂光院などは放火で焼けてしまいました。
醍醐寺の准胝堂は避雷針に落雷し近くに別の配線があって堂内に火が入るという事故です。
何が起こるかわかりません。
阿弥陀如来 法隆寺金堂第6号壁画 本尊

勢至菩薩 法隆寺金堂第6号壁画 阿弥陀浄土の右脇侍

観音菩薩の方が教科書にアジャンター石窟壁画に似ているとして載ってました。
でもこちら勢至菩薩のほうがアジャンター石窟壁画蓮華手観音菩薩に似ていると思います。蓮華手観音菩薩は右手に青蓮華をもち、「麗しの菩薩」と言われます。第1窟中の傑作です。
観音菩薩と勢至菩薩は阿弥陀様を中心に対称的に書かれています。上半身は、条帛(じょうはく)を肩から腰にかけて斜めにかけていますがこれも対称になっています。三道が2本だったり特徴があります。
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