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持国天

広目天
般若寺の続き
般若寺は石仏や石塔がたくさんあります。
これはかってこの寺が大きかったことを表しているのだと思います。
明治維新の廃仏毀釈で小さくなってしまった寺にまわりの石造物を集めたからでしょう。
五輪塔や石仏、地蔵さん、歌碑、道祖神など境内にひしめき合っています。
句碑歌碑がたくさんあります。句碑は新しいものです。

正岡子規や秋桜子が歌を詠んでいます。
本堂へ入ると本尊の文殊菩薩様が安置されています。
文殊菩薩様を乗せている獅子が立派な獅子で迫力があります。
ほんのののライオンより怖そうですよ。
どこかでこのようにりっぱな獅子に乗った文殊菩薩様みたことがあります。
西大寺です。そういえば右に安置されている叡尊―興正菩薩も西大寺で見ました。
獅子も今にも吠えそうな迫力です。
御朱印をもらって外に出たらかすかに動物の鳴き声が聞こえてきます。
獅子が吠えているのでしょうか。
いいえ違います。本堂の反対のほうからかすかに聞こえています。
なんの声でしょうか。
境内の南の方へ行ったら西の楼門の方から聞こえてきます。
楼門の方へ歩いてゆけば小さな五輪の塔が見えます。
境内をぐるっと回って見つからなかった平重衡の供養塔じゃないかとお思いました。
楼門は西門です。寺の西門は極楽浄土につながっているといいます。
さすれば極楽鳥の歌う声?
それとも天竺の方から聞こえる祇園精舎の鐘の声かもしれません。
それとも平重衡の声かもしれません。
楼門のところまで来たら五輪の塔は重衡の供養塔でした。
安福寺の供養塔に比べたらささやかなものです。
西の方から聞こえる声はすぐ近くのようです。
祇園精舎の鐘の声ではありません。
動物の鳴き声です。
奈良といえば鹿ですが鹿はこんな声で鳴くのでしょうか。
鹿の声にしてはおかしいです。
風邪でもひいているのでしょうか。
門を出てみると丸々と太った白鹿です。
メタボの白鹿です。よく見ると羊です。
羊が鳴いていたのです。執事が泣いているのと違いますよ。
モーと鳴く声も聞こえてきます。牛がいっぱい。
なんと寺の西が牧場じゃありませんか。びっくりしました。
鐘楼 鐘楼に比べて釣鐘は小さいです。

般若寺の釣鐘細き秋の風、正岡子規
楼門は西門

西の方からなんか聞こえます。
楼門のそばに供養塔


説明文
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